幕間の物語
これはSOL(ソル)というアイドルグループについて、僕のちょっと長い呟き
明日10/24(土)に行われるライブをもって、彼女たちは現体制での活動を終了する。
ただし解散や活動休止というわけではなく、11/7(土)に新体制での活動が始まることが既に告知されている。
なので、いま僕の胸にネガティブな感情はほとんど無く、これまでの彼女たちの歩みに思いを馳せ、これからの彼女たちの歩みに期待を膨らませるばかりだ。
さて、10/24(土)の現体制最終公演には "Interlude" という副題が添えられた。
Interlude
直訳すると 幕間
『シネマティックニューカルチャー』という標題を掲げている彼女たちに似合う、舞台用語である。
しかし妙だな、と最初は思った。
いわゆるコロナ禍の状況にありながら、その時できうるかたちで立派に活動を続けてきた彼女たちに添えられる言葉としては、どうも意味が合わない気がしたのだ。
そんな中、公式Twitterが公開した11/7(土)の公演のPVを観た僕は気づいた。
第2章 開演
つまり、これより前に"第1章"が終演していることになるが、果たしてそれはいつだろう。
普通に考えれば10/24(土)だと思うところだが違う。その日はもう"幕間"なのだ。
じゃあいつだ?
ああ、きっとあの日なんだろう。
僕は思いついた。
2020年 7月24日
雪季 farewell
SOLのスタート以来のメンバーの1人であった雪季が卒業した日。
あの日、SOLの第1章の幕は既に閉じられていたのではないだろうか。
雪季の存在
5人のSOL
それらがファンにとってはもちろん、彼女たちにとってもどれだけ大切でかけがえのないものだったのかは明らかだ。
結成してからずっと5人で走ってきた第1章の物語はあの時エンディングを迎え、それから今日までの日々は、SOLにとってまさに"幕間"だったのではないか。
この思考の行きつく先が、決して"幕間"の時間の軽視や卑下ではないことを先に書いておこう。
残った4人が繋いだ "幕間の物語" は実にドラマティックだった。
それぞれが自分の魅力を磨き、苦手を克服し、他のメンバーを、グループを、ファンを大切にしてきた4人
新規ファンの心を掴んで離さなかった、多数の配信ライブ
大成功を納めた、コロナ禍に陥ってから再開一発目の客入り単独公演
第1章から第2章の間を繋ぐ、ひたすらな成長と努力と、そして明日への物語。
そんな "幕間の物語" が、明日幕を閉じる。
いや、正確には【第2章 開演の準備】が完了するのだ。
途中から応援し始めた僕が、こうして彼女たちの最大級に劇的な時間を共有できていることに、運命を感じている。
さあ行こう
言葉はもう要らない