Liella! 初現地が3rd千秋楽になったオタクのライブ感想

 

Liella! 3rd Lovelive Tour ~WE WILL!!~ 埼玉公演 Day2

 

 現地にて参加してきました!

 

 そして僕は何を隠そう、今回がLiella! のライブ初めての現地参戦!

 なかなかTLの周りでもこのタイミングで初現地を迎えた人がいなさそうなことによる歴史的資料(?)としての価値と、そもそも僕が色々感じて考えて言いたくなった沢山のことのために久しぶりのブログを書きました。

 ぜひ最後までお付き合いいただければと思います

 

 

ライブ前夜

 さてまずは僕のLiella! 歴といますか、ライブ参戦が決まった段階(1月半ばぐらい?)での知識量を書いてみます。

 Q1 メンバー9人の名前すぐ答えられる? → YES!

 Q2 キャスト9人の名前すぐ答えられる? → 一期生は余裕! 二期生は、、

 Q3 知ってる曲の名前いくつ挙げられる? →「始まりは君の空」! ……以上…

 Q4 アニメどこまで見た? → 1期7話……

 ということで、存在自体は知ってるけどコンテンツ自体はほぼ追ってなかったわけですが、流石にライブへ行くからには最低限の前提知識は入れようと思い、アニメは2期まで全て見ました!

 アニメの内容に関する感想も色々語り合えることはあるのですが、今回はとどめておきます。一応好きなエピソードをピックアップすると 千砂都ちゃん加入の流れ、夏美ちゃんのバックグラウンド、2期 可可のために勝ちにこだわろうとしてしまうすみれ あたりがパっと思いつきます。

 あと2期主題歌の WE WILL!! が 初めて聴いたときから"音"がたまらなく好きで、なんでかなとしばらく考えてたらイントロのメロディが「起こそうキセキを」のサビと被って聞こえたからだと気づいて、ちょっとしたアハ体験でした。

 

ライブ開幕

 そうして迎えたライブ当日!

 移動中には、あそこの会場でライブあるときはいつも寄っている所沢の担々麵のお店で腹ごしらえ

(@四川麺家 龍の子)

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 一年ぶりの西武球場前駅。やはりあの駅に降り立つと"また帰ってきたな"という気持ちになりますね。ただLiella!当人たちやAqoursで来たことがないファンの人たちにとっては "いよいよここに来た!" という感覚だったのかもしれません。いずれにせよあの会場はラブライブ!シリーズにとってかなり特別な場所の一つになってきた気がしますね。次のラブライブフェスがあったらベルーナでもいいんじゃないかと割と真剣に思うくらいには好きです、個人的に。

 

 さてライブが始まり、ついに初めて生Liella! のパフォーマンスを目の当たりにしたわけですが第一印象として……

 

「歌うっっっっっっっっっっっっっっま……」

 

 評判には聴いてましたし、FNS歌謡祭のパフォーマンスとかも履修期間にさらってなんとなくのレベルのイメージはあったんですが、生で聴くともう一段階上の衝撃がありましたね。

 全体的にレベルが高いことにまず驚きました。二期生の面々も声量とリズム感の不安は全くなく堂々とした歌唱でしたし、一期生のLiyuuさん、ペイトンさん、岬さんは二期生のさらに一歩先までこちらの心に届いてくる、"ライブでの聴かせ方"を心得ているような歌でした。

 ここまでで既にアイドルのライブとしてかなり類を見ないレベルの歌唱力を見せつけてくれているのですが、そんなスバラシイコエノヒト たちの中でも 青山なぎささんと伊達さゆりさんはさらに次元が違いました。

 青山さんはなんといっても歌声の音色が心地よすぎて、歌唱パートのたびに心が癒される気分でした。こればっかりは天性のものだと思うので、彼女の唯一無二の魅力だと感じました。

 伊達さんは、初めて『始まりは君の空』のライブパフォーマンスが公開されたときから「一人だけレベル違う人おらん??」って衝撃を受けたのですが、そこからさらに成長を遂げていましたね。とにかく彼女の歌があれば全て上手くいくような圧倒的な"説得力"がそこにありました。

 

Liella! というグループの強み

 今回初めてライブのパフォーマンスを通して観て、第一印象として感じたこのグループの強みは "歌唱力" です。

 歌の力って本当にすごくて、たとえば今回のライブでのウィーン・マルガレーテ役 結那さんのパフォーマンスが良い例じゃないかと思います。あのキャラクターはアニメストーリー内でライバルとして登場し、あまりLiella! サイドから全面的に受け入れられるような和解の仕方ではなかったので、多くのファンの間では心象がよくないままに今回のライブがやってきたように想像します。

 しかしそんな逆境を、結那さんはアニメの絵や曲のメロディそのものの力だけでない、自身の歌の力でウィーン・マルガレーテというキャラクターを堂々とあの3rdライブのステージに立たせました。少なくとも僕は結那さんのあのパフォーマンスを見て、マルガレーテを再評価しました。きっとアニメの世界の人々もマルガレーテの生の歌声には否応なしにその才能と魅力を認めさせられたのでしょう。それが歌の力です。

 そしてアニメでもライブでも、そのあと続けて演奏された Liella! による 『Sing! Shine!Smile!』

 アニメで初めて聴いたときは、正直「あそこまでマルガレーテ持ち上げておいて、"この曲で勝ちました"は説得力弱くないか…?」なんて思った部分もありました。しかしこっちもやはり生で9人の歌声を聴かされたとき、同じく「あぁ、これは彼女たちの勝ちだ」と納得させられました。

 時に相手の気持ちなど関係なしにその感情を掌握し、有無も言えずに賞賛することしかできなくさせられるのも歌の力ですが、その一方でふと通りすがって耳にした人にも優しく届いて、別にお金が手に入ったわけでも、美味しいものを食べたわけでも、身体の疲れや病がなくなったわけでもないのに、それでもたしかに「いま自分は幸せだ」と感じさせられるのも、本当に素晴らしい歌が持つ力なのです。

 そのことに改めて気づかされたことが、今回のライブに参加して良かったと思える色々なことの中でも個人的にすごく大事だと思う部分です。

 

ラブライブ!シリーズにおける Liella! の特異性

 そして今回のライブでも一番の注目を集めた最後のキャスト挨拶を受けて、僕はLiella! がラブライブ!シリーズの他グループのいずれにもない特徴を一つ持っていることに気づきました。それはキャストたちにも"加入順"があって、9人がいっせーのでグループでの活動を始めたわけではないことです。

 そんなのみんな知ってるわw と思うかもしれませんが、これは彼女たちがどういうグループで、今までどんな壁を乗り越えるために頑張ってきたのかを考える上で必ず関わってくる重要因子ではないでしょうか。昨日の彼女たちの言葉やそこから僕が受け取った想いというのは、まさにこの特異性があるからこそのものであったと思います。

 そしてこの特異性は、良い方向に作用することもあれば、他グループではありえなかった試練をキャストのみんなに与えることもあったようです。

 二期生たちは新メンバーとしてファンに受け入れられているか不安に思う気持ちや、一期生とのパフォーマンス力の差から感じる自信の揺らぎがあったでしょう。

 一期生たちは5人で頑張ってきた時間、これからも頑張っていくつもりだった覚悟がリセットされてしまったような虚脱感や、新しいLiella! をみんなに認めてもらうために自分たちが引っ張っていかなければ、と気負う責任感に苛まれたことがあったかもしれません。

 僕が一番馴染みがあるという理由で Aqours を引き合いに出しますが、Aqours はオーディション・キャスト発表・お披露目などどんなときも9人のタイミングは一緒で、デビューから今日にいたるまでみんなで並んで背中を支えあってきました。キャラの学年はもちろん、キャスト間の年齢差も関係なく彼女たちの関係性は「同期」であり、題材は学園ものでありながら、少なくともキャストにおいては「先輩・後輩」感が生まれることはありませんでした。

 しかし Liella! には如実にその「先輩・後輩」と取れる関係性が存在しています。

  憧れの先輩たちを身近な目標にして努力をする後輩

  後輩たち温かく見守りつつ、時にその成長速度に己の身が引き締まる先輩

  「上の代はすごいけど、下の代は…」などと揶揄してくる外野の声

 まさに僕たちもかつて部活動などで経験したことがあるような人間ドラマがそこでは生まれ、そんな一面もこのグループの実に味わい深い魅力の一つだと僕は思いました。

 

絵森彩さん、かもしれない

 ライブに臨む前、アニメ2期を全て観た上でも特にキャラの推しが定まらなかった僕でしたが、なんとなく気になっている子はいました。

 それはオニナッツこと鬼塚夏美ちゃん。先ほど書いたように彼女のバックグラウンドについて語られたエピソードはかなり印象に残っており、加入後フィーチャーされた挿入歌「ビタミンSUMMER!」が楽曲としても結構刺さったことも大きな要因でした。

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 そんなこんなでライブ開始後も気づけばスクリーンに映し出される夏美ちゃん役の絵森さんのお顔に注目しがちだった僕ですが

「え、、、可愛い、、、、、」

 ライブ通して観てるうちにかなり好きになっちゃってました。

 そこに加えて最後のMCです。一つ前のチャプターでも書いたように「先輩・後輩」という関係性と、それによる周りからの目や自己肯定の難しさに苦しんだ過去を絞りだすように語る彼女の姿に僕の心はどうやら掴まれてしまったようです。

 鬼塚夏美役の絵森彩さん、かもしれん。。

 

 

 ということで久しぶりのブログながら言いたいことが止まらずに、当社比でかなり長めな記事になってしまいました。

 今後のLiella! のコンテンツについて、少なくとも全振りで追うことはないでしょう。推しまで決めておいて、もしかしたら以前同様また一切新しい情報を追わない日々に戻るかもしれませんし、ほどほどに追っていくかもしれません。

 ただ確実に言えるのは、今回のライブ参戦で僕は Liella! のことを心から"好き"になりましたし、この魅力がもっと多くの人に広まるといいなと思うようになりました。

 日頃仲良くしてくださっているフォロワーの皆様には、また Liella! の現場でもお会いしたり語り合うことができたらいいな、と思っています。

 

 最後まで読んでいただいたあなたに心からの感謝を。

 今回もありがとうございました。