Liella! 初現地が3rd千秋楽になったオタクのライブ感想

 

Liella! 3rd Lovelive Tour ~WE WILL!!~ 埼玉公演 Day2

 

 現地にて参加してきました!

 

 そして僕は何を隠そう、今回がLiella! のライブ初めての現地参戦!

 なかなかTLの周りでもこのタイミングで初現地を迎えた人がいなさそうなことによる歴史的資料(?)としての価値と、そもそも僕が色々感じて考えて言いたくなった沢山のことのために久しぶりのブログを書きました。

 ぜひ最後までお付き合いいただければと思います

 

 

ライブ前夜

 さてまずは僕のLiella! 歴といますか、ライブ参戦が決まった段階(1月半ばぐらい?)での知識量を書いてみます。

 Q1 メンバー9人の名前すぐ答えられる? → YES!

 Q2 キャスト9人の名前すぐ答えられる? → 一期生は余裕! 二期生は、、

 Q3 知ってる曲の名前いくつ挙げられる? →「始まりは君の空」! ……以上…

 Q4 アニメどこまで見た? → 1期7話……

 ということで、存在自体は知ってるけどコンテンツ自体はほぼ追ってなかったわけですが、流石にライブへ行くからには最低限の前提知識は入れようと思い、アニメは2期まで全て見ました!

 アニメの内容に関する感想も色々語り合えることはあるのですが、今回はとどめておきます。一応好きなエピソードをピックアップすると 千砂都ちゃん加入の流れ、夏美ちゃんのバックグラウンド、2期 可可のために勝ちにこだわろうとしてしまうすみれ あたりがパっと思いつきます。

 あと2期主題歌の WE WILL!! が 初めて聴いたときから"音"がたまらなく好きで、なんでかなとしばらく考えてたらイントロのメロディが「起こそうキセキを」のサビと被って聞こえたからだと気づいて、ちょっとしたアハ体験でした。

 

ライブ開幕

 そうして迎えたライブ当日!

 移動中には、あそこの会場でライブあるときはいつも寄っている所沢の担々麵のお店で腹ごしらえ

(@四川麺家 龍の子)

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 一年ぶりの西武球場前駅。やはりあの駅に降り立つと"また帰ってきたな"という気持ちになりますね。ただLiella!当人たちやAqoursで来たことがないファンの人たちにとっては "いよいよここに来た!" という感覚だったのかもしれません。いずれにせよあの会場はラブライブ!シリーズにとってかなり特別な場所の一つになってきた気がしますね。次のラブライブフェスがあったらベルーナでもいいんじゃないかと割と真剣に思うくらいには好きです、個人的に。

 

 さてライブが始まり、ついに初めて生Liella! のパフォーマンスを目の当たりにしたわけですが第一印象として……

 

「歌うっっっっっっっっっっっっっっま……」

 

 評判には聴いてましたし、FNS歌謡祭のパフォーマンスとかも履修期間にさらってなんとなくのレベルのイメージはあったんですが、生で聴くともう一段階上の衝撃がありましたね。

 全体的にレベルが高いことにまず驚きました。二期生の面々も声量とリズム感の不安は全くなく堂々とした歌唱でしたし、一期生のLiyuuさん、ペイトンさん、岬さんは二期生のさらに一歩先までこちらの心に届いてくる、"ライブでの聴かせ方"を心得ているような歌でした。

 ここまでで既にアイドルのライブとしてかなり類を見ないレベルの歌唱力を見せつけてくれているのですが、そんなスバラシイコエノヒト たちの中でも 青山なぎささんと伊達さゆりさんはさらに次元が違いました。

 青山さんはなんといっても歌声の音色が心地よすぎて、歌唱パートのたびに心が癒される気分でした。こればっかりは天性のものだと思うので、彼女の唯一無二の魅力だと感じました。

 伊達さんは、初めて『始まりは君の空』のライブパフォーマンスが公開されたときから「一人だけレベル違う人おらん??」って衝撃を受けたのですが、そこからさらに成長を遂げていましたね。とにかく彼女の歌があれば全て上手くいくような圧倒的な"説得力"がそこにありました。

 

Liella! というグループの強み

 今回初めてライブのパフォーマンスを通して観て、第一印象として感じたこのグループの強みは "歌唱力" です。

 歌の力って本当にすごくて、たとえば今回のライブでのウィーン・マルガレーテ役 結那さんのパフォーマンスが良い例じゃないかと思います。あのキャラクターはアニメストーリー内でライバルとして登場し、あまりLiella! サイドから全面的に受け入れられるような和解の仕方ではなかったので、多くのファンの間では心象がよくないままに今回のライブがやってきたように想像します。

 しかしそんな逆境を、結那さんはアニメの絵や曲のメロディそのものの力だけでない、自身の歌の力でウィーン・マルガレーテというキャラクターを堂々とあの3rdライブのステージに立たせました。少なくとも僕は結那さんのあのパフォーマンスを見て、マルガレーテを再評価しました。きっとアニメの世界の人々もマルガレーテの生の歌声には否応なしにその才能と魅力を認めさせられたのでしょう。それが歌の力です。

 そしてアニメでもライブでも、そのあと続けて演奏された Liella! による 『Sing! Shine!Smile!』

 アニメで初めて聴いたときは、正直「あそこまでマルガレーテ持ち上げておいて、"この曲で勝ちました"は説得力弱くないか…?」なんて思った部分もありました。しかしこっちもやはり生で9人の歌声を聴かされたとき、同じく「あぁ、これは彼女たちの勝ちだ」と納得させられました。

 時に相手の気持ちなど関係なしにその感情を掌握し、有無も言えずに賞賛することしかできなくさせられるのも歌の力ですが、その一方でふと通りすがって耳にした人にも優しく届いて、別にお金が手に入ったわけでも、美味しいものを食べたわけでも、身体の疲れや病がなくなったわけでもないのに、それでもたしかに「いま自分は幸せだ」と感じさせられるのも、本当に素晴らしい歌が持つ力なのです。

 そのことに改めて気づかされたことが、今回のライブに参加して良かったと思える色々なことの中でも個人的にすごく大事だと思う部分です。

 

ラブライブ!シリーズにおける Liella! の特異性

 そして今回のライブでも一番の注目を集めた最後のキャスト挨拶を受けて、僕はLiella! がラブライブ!シリーズの他グループのいずれにもない特徴を一つ持っていることに気づきました。それはキャストたちにも"加入順"があって、9人がいっせーのでグループでの活動を始めたわけではないことです。

 そんなのみんな知ってるわw と思うかもしれませんが、これは彼女たちがどういうグループで、今までどんな壁を乗り越えるために頑張ってきたのかを考える上で必ず関わってくる重要因子ではないでしょうか。昨日の彼女たちの言葉やそこから僕が受け取った想いというのは、まさにこの特異性があるからこそのものであったと思います。

 そしてこの特異性は、良い方向に作用することもあれば、他グループではありえなかった試練をキャストのみんなに与えることもあったようです。

 二期生たちは新メンバーとしてファンに受け入れられているか不安に思う気持ちや、一期生とのパフォーマンス力の差から感じる自信の揺らぎがあったでしょう。

 一期生たちは5人で頑張ってきた時間、これからも頑張っていくつもりだった覚悟がリセットされてしまったような虚脱感や、新しいLiella! をみんなに認めてもらうために自分たちが引っ張っていかなければ、と気負う責任感に苛まれたことがあったかもしれません。

 僕が一番馴染みがあるという理由で Aqours を引き合いに出しますが、Aqours はオーディション・キャスト発表・お披露目などどんなときも9人のタイミングは一緒で、デビューから今日にいたるまでみんなで並んで背中を支えあってきました。キャラの学年はもちろん、キャスト間の年齢差も関係なく彼女たちの関係性は「同期」であり、題材は学園ものでありながら、少なくともキャストにおいては「先輩・後輩」感が生まれることはありませんでした。

 しかし Liella! には如実にその「先輩・後輩」と取れる関係性が存在しています。

  憧れの先輩たちを身近な目標にして努力をする後輩

  後輩たち温かく見守りつつ、時にその成長速度に己の身が引き締まる先輩

  「上の代はすごいけど、下の代は…」などと揶揄してくる外野の声

 まさに僕たちもかつて部活動などで経験したことがあるような人間ドラマがそこでは生まれ、そんな一面もこのグループの実に味わい深い魅力の一つだと僕は思いました。

 

絵森彩さん、かもしれない

 ライブに臨む前、アニメ2期を全て観た上でも特にキャラの推しが定まらなかった僕でしたが、なんとなく気になっている子はいました。

 それはオニナッツこと鬼塚夏美ちゃん。先ほど書いたように彼女のバックグラウンドについて語られたエピソードはかなり印象に残っており、加入後フィーチャーされた挿入歌「ビタミンSUMMER!」が楽曲としても結構刺さったことも大きな要因でした。

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 そんなこんなでライブ開始後も気づけばスクリーンに映し出される夏美ちゃん役の絵森さんのお顔に注目しがちだった僕ですが

「え、、、可愛い、、、、、」

 ライブ通して観てるうちにかなり好きになっちゃってました。

 そこに加えて最後のMCです。一つ前のチャプターでも書いたように「先輩・後輩」という関係性と、それによる周りからの目や自己肯定の難しさに苦しんだ過去を絞りだすように語る彼女の姿に僕の心はどうやら掴まれてしまったようです。

 鬼塚夏美役の絵森彩さん、かもしれん。。

 

 

 ということで久しぶりのブログながら言いたいことが止まらずに、当社比でかなり長めな記事になってしまいました。

 今後のLiella! のコンテンツについて、少なくとも全振りで追うことはないでしょう。推しまで決めておいて、もしかしたら以前同様また一切新しい情報を追わない日々に戻るかもしれませんし、ほどほどに追っていくかもしれません。

 ただ確実に言えるのは、今回のライブ参戦で僕は Liella! のことを心から"好き"になりましたし、この魅力がもっと多くの人に広まるといいなと思うようになりました。

 日頃仲良くしてくださっているフォロワーの皆様には、また Liella! の現場でもお会いしたり語り合うことができたらいいな、と思っています。

 

 最後まで読んでいただいたあなたに心からの感謝を。

 今回もありがとうございました。

 

 

 

 

偽物でいい ひとつでいい~きょうみオリジナルソロ曲「終わらないように」に寄せて~

 

(前書き)

今日まったく別のことでブログを書こうと久しぶりにログインしてふと下書きを見たら、良い感じでほぼ出来てるのになぜか公開してない記事があったので、パっと上げちゃいます笑

それでは本編どうぞ!

 

 

 

 

ーーー

 

なぞなぞです

 

"いつか終わるけれど、いつまでも終わらないもの"ってな~んだ?

 

それは………

 

 

 

 

 

 お久しぶりです。

 今回は 2022/1/8(土) に開催された SOL きょうみ生誕祭 にて、物販販売の記念CDに収録され、またライブではきょうみちゃんによる生演奏で披露されたオリジナル曲「終わらないように」について語っていきます。

 (SOLというアイドルグループや、今回の主役のきょうみちゃんについてのお話は他の記事でも取り上げていますので、必要に応じてそちらもご覧いただければと思います)

 

mitollss.hatenablog.com

mitollss.hatenablog.com

 

 

さて、"語っていきます"と言ったそばから期待を裏切ってしまいそうなのですが、今回ぼくが話をしたいのはこの曲の中のたった一つのパッセージだけです。

 

偽物でいい うそはいやだ

特別じゃない ひとつでいい

10年後も 100年後も

きみのそばで

 

この部分に込められた彼女の気持ちを想像し、そして僕がどう受け取ったのか。

それを皆さんにお話していきたいと思います。

 

 

 この曲は本人からも話があったように、SOLの解散が決まってから、自分を応援してくれているファンの人たちのことを想って作られたものです。
 もともと彼女は作詞作曲ができて、去年披露された「星まで」をはじめ、未公開の曲も沢山あると語っていたことがあります。
 それゆえの経験値の多さは、この曲の音楽的なクオリティの高さにもハッキリと表れている通りなのですが、しかしこの4行の歌詞だけは、彼女がアイドルにならなかったら絶対書けなかった言葉だと僕は考えています。

 

 アイドルとファンの間で交わされる"好き"の言葉は大抵にして本物ではありませんし、「本物であってはならない」という考え方が一般的でしょう。
 しかしその"好き"が本物ではないと同時に、"真実"の言葉であるからこそ、アイドルとファンという関係は歪ながらも美しいものになるのではないでしょうか。

 そして僕自身をはじめアイドルファンというものは、沢山のアイドルに出会い、それぞれの想いを受け取り、時には新しい出会いに惹かれていってしまいます。

 一人のアイドルが一人のファンにとっての特別な存在であり続けるのはとても難しいし、時に本人の努力だけではどうにもならないこともあるでしょう。ましてや解散して今の活動を終えてしまった後には、すぐに忘れられてしまうかもしれません。
 だから彼女は慎ましやかに、健気に願うのです。『特別じゃなくてもいい。あなたの"好き"の中の"ひとつ"でいいから…』と。

 10年後も100年後も、あなたの心のすみっこに残りつづけられる、そんなアイドルに私はなれたかな?

 そう問いかける彼女の声が、僕には聞こえてくるように感じます。

 

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ミト生誕祭 2022.6.14

 

久しぶりのブログなのに変なタイトルですいません。

誕生日だしなんか思いついたこと書くかーってノリでいきます。

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とりあえず近況報告として諸々

 

〈いま好きなもの〉

・蓮水恭美ちゃん( https://twitter.com/Kyomi_NUANCE )

生きる希望。今はこの子推すために労働してる。これはマジ。

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・可愛いアイドルさんたちとライブとオタクたち

一番の推しは確固たるものとして、他にも色んなアイドルさんとそのライブが好きです。

PaletteParade、Payrin's、NEMURIORCA、衛星とカラテア、キングサリ、アンスリューム、クマリデパート、なんキニ!、Kolokol、QUEENS などなど…

それから楽しい現場に欠かせないのがオタク仲間のみんな。次の一年もどうぞよろしゅう。

(可憐なる好きメン㌠)

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・ゲーム実況

そろそろスマホからYoutubeアンインストールしないといけないと思ってから半年が経ちました。

チャンネル登録してるのは towacoさん(マイナーゲー色々)、まおさん(アモアス他)、フルコンさん(DbD)、インゲンさん(ポケモン剣盾ランクマ)、B!KZOさん(マリカ) あたり。

影響されてマリカとDbDは少し自分でもプレイしてます。マイクラもやってみたさあるよね

 

ヒューマンビートボックス

去年の秋ぐらいからふとしたきっかけで知った世界。個人的にすごく新鮮な音楽体験に富んでいてとても趣いです。ハンクラとボー毎日練習してる。

SHOW-GO、Rofu、SARUKANI、Ray、D-low、Swissbeatboxあたりの新作動画はチェックしてます。他におすすめいたらぜひ教えてください詳しい人

 

・合唱

まだアマチュアの団体で現役です。夏はコンクール出ます。今年の全国は三重県開催なので伊勢エビ食べるために勝ち進みたいと思います。(最近アイドルの曲アレンジやってないですね)

 

〈今後控えてるおっきなイベント〉

Aqours 6th 東京ドーム day1

ついに東京ドームに帰ってくる日が…

6thのツアーは名古屋・埼玉どちらも1日ずつ参加していて、Aqours が持つ唯一無二の安心感と彼女たちならもしかして本当に永遠にそこにいてくれるんじゃないかというワクワク感を思い出しました。

本当に楽しみです。

 

・転職と引越し

新卒から7年目の今の会社を辞めて、8月から新しい会社で働きます!お賃金が増えます!

業種は全然違うんですが、職種はほぼ変わらずなのでまた新しい経験を積めるだろうと楽しみにしています。あとお賃金が増えるのが楽しみです。

今の会社では入ってからこれまでほんとに周りによくしてもらって、キャリア的に無駄な時間が全くないぐらい恵まれてました。お賃金が増えない(直近2年は減ってた)ことだけが残念。

もう20代も終わりということで、今までの楽しみも大切にしつつ、お賃金増えた分は将来の資産としてまた積み直していこうと思います。

 

〈言いたいこと〉

ここ一年ほどは年齢も鑑みて改めて将来のことをよく考えるようになったんですけど、現状の結論としては「10年後も楽しいことを思うようにできるために頑張る」って感じですね。

健康の面で言えば生活習慣病リスクを本気で抑えていきたいし、体力だって落ちないようにトレーニングしていきたい。

仕事の面では、新しい会社でまた一つたしかなキャリアを10年で作らなきゃいけないと思います。目指せ年収3倍。

オタ活というか敢えて言い換えて"趣味"については、たぶん人生のコストをかけるレベルで頑張るのは違うと思うんですよね。イラストとか作編曲とか物書きとか、好きを表現する行為がそのまま一定の収入に繋がっている(ないしその道が一般的にある)場合は当てはまらないかもしれないですが。

ただそういう意味で"頑張らない"ことを選んだとしても、大好きなものは大好きでい続けて良いし、なんとなく好きなものはなんとなく好きなままでもいいんだと思います。だって趣味なんだから。

まあ、そう割り切って本当に日々を過ごせるかどうかはまた別の問題なんですけどね。その難しさも含めて、これからの10年でのチャレンジかなと思ってます。

 

それでは今回はこんなところで。

お読みいただきありがとうございました〜

 

サヨナラが繋いだ場所で

 

 SOLが5人になってから、1ヶ月が経った。

 あっという間だったように感じつつも、しかし僕の心は大小何度も揺さぶられ、湧き上がる様々な思いが積み重なった濃密な時間であったことは違いない。

 

 7人でなくなったSOLのライブを最初に観た日、僕は覚悟していた以上の大きな"寂しさ"を感じた。

 「僕の好きだった"7人のSOL"はもういない」

 その事実は予想以上に重く、鋭く、痛く、、

 「これは切り替えられるまで時間がかかるかもしれない…」

 そう思った。

 

 

 その翌週、SOLはO-EAST での対バンに出演し、僕も現地で彼女たち5人のライブを観た。

 

 圧巻だった。

 

 広い会場に所狭しと(会場指定の間隔は保って)詰まった観客の、少なめに見積もっても7割ほど(※)が彼女たちのライブに魅了され、熱狂していた。

※1年弱の僕の地下現場経験の中では、めったに見たことがないレベルだ

 

 この光景を見た僕は、"5人で走り続ける"というグループとしての選択を、まずは肯定して応援してあげたいと思った。

 SOLのことを好きな人っていうのは、僕のように"7人のSOL"に特別な夢や想いを託していた人だけじゃない。

 このグループが根本的に持っている魅力(世界観・楽曲・ライブ)に惹かれている人たちが、こんなにも沢山いることを知った僕は、彼女たちの選択が決して間違いではなかったと思えるようになった。

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 その日の帰り、あの発表以来一人では聴けていなかったSOLの曲を聴いていた。

 

 遠ざかる距離はかつて 君が立っていた

 モノクロの世界が染める未来を 何度も超えてけ

 

 その歌詞が聞こえてきたとき、また一つ僕の心が動いた。

 

 気にすんな この先は 僕らが描いていくんだ

 言葉だけじゃ伝えきれないから

 

 "気にすんな"

 この言葉は、ともすればマイナスな印象を覚えることがある。

 「そんなことはどうでもいいから--」とか「小さいことはいちいち---」とかいう言葉が前に付いて、"無遠慮・軽薄な言葉"というイメージが、僕にはまず思い浮かぶ。

 

 でもこの時僕の耳に届いた "気にすんな" は、全く違って聞こえた。

 大好きなはずのものを前に、しかしこれからどんな気持ちで向き合って、何を信じていけるのかと悩んでいた僕の背中に、優しく温かい手が添えられたようだった。

 

 日々進化してくんだ 綺麗な答えじゃなくても

 辿り着いた僕らは 明日を探すよ

 「"7人で目指したミライ"への道は途絶えてしまったけれど、僕らは歩き続けるから。その先でまた"新しい明日"を探したいから。だから…」

 

 僕はSOLというグループが好きだ。

 コンセプトが好き。曲が好き。ライブが好き。メンバーそれぞれが好き。一緒に応援する仲間が好き。この気持ちは、7人でなくなることが決まってからも、一度だって変わることはなかった。

 そして、他の誰でもない大好きな"5人"が、今もその好きが詰まった場所を守って、さらに新しい景色を見せてくれようとしている。

 

 だったら、気にすんな

 

 サヨナラが繋いだ場所で

 Time is On Your Side

 

 忘れろってことじゃない。どうでもいいってことじゃない。

 7人と一緒に過ごした日々の輝きは、今もみんなの胸の中に残ってる。

 

 思えば、このグループで迎えるサヨナラはこれが初めてじゃない。

 最初の5人で駆け出した頃の輝き。4人で苦しみながら懸命に生きていた頃の輝き。

 6人で一から再出発して積み上げていった頃の輝き。

 それぞれの時間の中で生まれた想いや力は、決して"サヨナラ"のたびにリセットされて無くなったりしなかった。ちゃんと今に繋がっている。僕はそう感じている。

 

 最後に、まとめにもならないけれど言いたいこと。

 やっぱりオタクのみんなとは、そう簡単に"サヨナラ"はしたくないな、って。

 僕はいつでも、あの場所でアナタたちとまた会える日を待ち望んでいます。

SOL 『ミライノツバサ』が良すぎてツラい

 

 

 アイドルグループ SOLの快進撃が止まらない。

 昨年、コロナ禍による活動機会の減少や一期生メンバーの卒業などの逆風を受けながらも、秋以降の精力的なライブ活動による新規ファンの獲得、11月に加入した二期生メンバーの着実な成長、その二期生たちを、ひいてはグループそのものを支えようとする一期生メンバーの安定感増など、たくさんの”底力”を積み上げていったSOL。

 そして3月、ついに待望であった7人目の新メンバーを迎え、彼女たちの反撃が始まりました。

 3ヶ月連続の単独公演や主催対バンは、毎回100人前後のキャパシティをほぼ完売し当日も大盛況。アイドル甲子園やNATSUZOMEなどのフェス系イベントにおいても、他のグループを主現場とするアイドルファンから多くの好評を得ています。

 さらに10月に開催されるTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)へ2年ぶりに出演する切符もその手に掴みました。

 

 そんな彼女たちの躍進の起爆剤の一つが、5か月連続でリリースされている新曲たちです。

 『運命のダンス』、『ドッペルゲンガーと憂鬱』、『ミライノツバサ』、『サマークラッシュ』、『エキセントリックランデヴー』の5曲は、いずれもSOLのパフォーマンスの強みをさらに活かすものばかりで、既知・初見いずれのアイドルファンにもグループの魅力を存分に伝えています。

 その中で今回は『ミライノツバサ』について、僕がこの曲を聴くのがより好きになったと同時に、聴くのがより“辛く”なった歌詞解釈をお話したいと思います。

※歌詞解釈と大仰な言葉を使っていますがあくまで個人の妄想です。この記事の目的は「みんなもこの曲はこう聴いて!」と価値観を押し付けることではなく、「あなたもぜひ自分自身の気持ちでこの曲を感じてみませんか?」という提案をしたいがためですのであしからず。

 

☁️☁️☁️

 

 さて順を追って全体を読んでいこうと思いますが、まず大事なこの歌詞の中での一人称と二人称が指す対象について、僕は “私” が“SOLのメンバー個人”“あなた”が“僕たちファン”と捉えました。

 特に1番A~Bの部分で、かつて夢を追いながらも目の前の現実に苦悩していた様子が語られている点などに、僕の推しのきょうみの過去を思わせるところを強く感じ、この考えに落ち着いています。

 

息が詰まるような 毎日を過ごしてた

認めたくないから 言葉にも出来ずに

(中略)

そんな気持ちなんて 吹き飛んじゃうほど

世界は変わるよ こんな風に

 まず1番で語られるのはまだSOLになるより前、“私”がまだ独りでいた時の苦悩と、その後に“あなた”と出会い、そしてその存在によって希望と勇気を持てるようになった様子です。

 

果てない空に あなたがいるなら
見えない明日へ 進む力になる 

「怖くないよ」 呟いてみた

誰だってそう 上手く翔べないんだ 

 自分の努力を応援して、肯定してくれる“あなた”という存在が居てくれるならば、怖くない。

 簡単に自信が持てないのは誰だって同じ。

 

震えていた あの日のわたしへ

今ならどんな 声をかけるのだろう

七色の翼広げ 小さな世界から翔び立て

We can fly away higher

 かつての自分にも、こんな素敵な未来が待っていることを教えてあげたい。

 7人の仲間と応援してくれるみんなで作りあげた七色の翼で、もっと上のステージへ。

 

☁️✈️☁️

 

 2番ではSOLの一員になって“あなた”と歩き出して、様々な壁を乗り越えていく姿が描かれます。

 

少し予定とは違っていても まわり道も楽しもう

そんな風に思えたのは あなたのおかげ

 過去に思い描いた空想にとらわれず、いま大切な仲間とともに歩く現実を肯定することができた。

 

突然吹く風に 荒れそうな空模様

正論なんかじゃ 晴れるか知らないけど

もう逃げたりしない 限界突破してみたい

広がる景色 眺めていたい

 無敵ってわけじゃない。大変な困難がおそってくることだってあるかもしれない。

 でもそれを乗り越えた先にあるものを“あなた”と見たいから、もう逃げない。

 

迷う時は あなたの存在が

知らない未来を 照らしてくれてる

後悔なんかに怯えないように

私の手で書き足すよ Story

 決められていた道が途絶えてしまっても、“あなた”が新しい道を示してくれる。

 だから他の誰でもない、自分自身の意志で “私”の物語の続きを描いていく。

 

✈️✈️✈️✈️✈️✈️✈️

 

 Cメロ以降は、さらに未来の話が展開されていきます。

 彼女たちがSOLでなくなった後、“私”と“あなた”が別れた後のことが。

 

忘れたくないよ

遠く遠くなってく体温

流した涙は 光になるんだね

 いま一緒に感じているこの高揚と熱量だって、どれだけ忘れたくないと思ってもいつかは遠い記憶のものとなってしまうのでしょう。いつの日か迎えるその時に共に流した涙も、さらに未来から思い返せば美しい思い出の1ページになるのかもしれません。

 

いつか 時が過ぎて離れたとしても

素直に言えるよ「ありがとう」

ほら 世界は色を変える こんな風に

 グループでの活動を終えることで、“私”と“あなた”はお互いの目の届かないところまで離れ離れになってしまうかもしれません。それでも一緒に過ごした時間への感謝を素直に口にすることができたなら、新しい世界に向かってまた歩き出せるはず。

 

果てない空に あなたがいるから

またとない今を胸に生きていく

  一番サビでは “あなたがいるなら” という仮定だったものが “あなたがいるから” という断定に変わっていることに、二人の間の揺るがない絆を感じます。目に見えなくても、声が届かなくても、“あなた”が応援してくれていることを信じられるから、“私”は過去に縛られることなく今を生きていける。

 

「怖くないよ」 呟いてみた

もっと高く 翔べるよ

 “あなた”のおかげで言えるようになった、自分を奮い立たせるおまじない。“あなた”はもう傍にいないのに、むしろあのときよりも沢山の力が湧いてくるのはなぜなのか。とても不思議、だけど嬉しい。

 

こんな日々に泣いてる誰かへ

私がそっと手を差し伸べてみよう

七色の翼感じて 大きな空へと羽ばたけ

We can fly away higher

 今の“私”なら、誰かにとっての“あなた”になれるかもしれない。なってあげたい。

 背中の翼はもう見えなくなってしまっているけれど、たしかに今もここにある。

 

 ひとりきりだった過去から、

 みんなで乗り越えていく今を経て、

 それぞれのミライへ羽ばたいていく

 

☀️✈️

 

 以上、僕なりのそれぞれのパートの歌詞解釈でした。

 とても明るく前向きで、未来への希望と祝福に満ちた歌詞ですね。僕自身も今までSOLを応援してきた中で、それぞれの歌詞ごとに色んな場面が思い起こされて、改めて素敵な時間を彼女たちと過ごせてきたこと、これから先もっと最高の思い出を更新していけることがとても嬉しく思えます。

 

 さて、それでは一体この歌詞のどこが僕にとって辛いのか、苦しいのか。

 

 それは、Cメロ以降のあまりの美しさです。

 

 “アイドル”と“ファン”という関係を失って、いつか向かえる別れのときと、その先の未来。曲中での“私”はとても理想的な区切りと再スタートを遂げました。しかし実際に僕がその状況に置かれたとき、果たしてこれほどに潔く美しいお別れをすることができるのか、その自信がないのです

 

 交わした言葉、触れた感触、ともに見た景色が、だんだんと思い出せなくなっていくことに耐えられるのだろうか。

 別れの日に流した涙は、その先もずっと“悲しい涙”のままになってしまうのではないか。

 今ともに過ごすこの時間を、素直な感謝の気持ちとともに “過去” にすることはできるのだろうか。

 

 何もかもうまくできる気がしません。SOLのことを思い出すたびに、いつまでも悲しい涙を流すような日々を過ごすことになるのではないかとすら思えてきます。

 それほどに、いま彼女たちと過ごしているこの時間が、大切で尊い

 

 結論、未来の感情なんてものは、いま考えてもしょうがないのでしょう。より良い未来を手繰りよせたいと思うなら、今この時を一生懸命に過ごすほかありません。

 過去に残した後悔が少なければ少ないほど、きっと綺麗なお別れができるはず。

 そう信じて、僕はこれからも彼女たちを応援し続けます。

 

 いつかこの曲をライブで観るのが最後になったとき、笑顔でツバサを広げていられますように。

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歌う理由

 

皆さんお久しぶりです。

今回は自分語り的な話として、『僕が歌う理由』についての話をしたいと思います。

まずなんでこんな記事を書こうと思ったかをお話しするために、最近僕が推しているアイドル「SOL」というグループの きょうみちゃん という子について簡単に紹介させてください。

 

きょうみ

1月1日生まれ 宮城県出身

キャッチコピーは「SOLのふわふわミュージシャン」

彼女はデビュー以前からの音楽経験と、持って生まれた素敵な歌声でグループに貢献するとともに、日々僕たちファンの心を掴んでいます。

(よろしければ参考に、以下の歌唱動画をぜひご視聴ください)

 

 

こちらをご視聴いただければきっと共感いただけるのではと思いますが、この子は殊"歌"に関して歌声や技量など多くの面で確かな才能を持っています。

今まで直接会って話した際にも、歌に対する向上心、探究心、好きの感情がとても感じられて、同じく音楽を趣味とする者として信頼と期待が常に止みません。

(追記)

その後も続々と新作の演奏動画が上がっています!

ぜひご視聴いただき、"いいね!"って思ってくれたらフォローしてあげてください♪

 

 

 

 

そんな彼女が、先日デビューから3ヶ月の節目に、こんなブログをアップしてくれました。

ameblo.jp

 

これを読んで僕は、彼女が歌うことに対してかつて苦しみ、そして今はとても充実していることを初めて知りました。

それと同時に、彼女が文中でも書いてくれたように、僕たちファンがライブを見て、感想を伝えて、時に他愛もない話をすることが彼女の幸せの糧になっていることを知ることができて、とても嬉しかったです。

 

さて、少々前置きが長くなりましたが、ここでようやく今回僕がこの記事を書こうと思った理由についてお話します。

 

その答えは彼女のブログの最後の部分、

 

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この質問に答えようと思ったからです。

 

僕が歌うときに何を考えているか

僕の歌う理由ってなんなのか

 

直接話して伝えられる機会もあるのですが、彼女と同じく僕も短い言葉にまとめるのは苦手なのでこうして筆をとった次第です。

 

僕の歌う理由

まず一つは、歌うことが好きだから!

僕の記憶では5才ぐらいの頃からよく歌う子供で、家族でドライブするときカーステレオで流される曲をひたすら歌い続け、しばしば妹に"うるさい"と嗜められていました笑

今も音楽の楽しみ方として一番好きな立ち位置は、【聴く側】ではなく【演奏する側】だと自覚しているので、心根の部分から歌うこと・演奏することが好きなんだろうと思います。

 

 

そして、僕が歌うもう一つの理由

僕がステージで歌うときに考えていること

 

それは、人を感動させたい という願いです。

 

このブログを書こうとしたとき、ふと思い出したんです。

僕が合唱を始めた理由は、見学で先輩たちの演奏を聴いたときに「人の想いがこもった本気の歌」にかつてない感動をおぼえたから。

そして僕がステージで歌って「嬉しい」と思うのは、聴いてる人たちに曲が、言葉が、歌っている僕たちの想いが届いて、「その人の心を動かせた!」と実感できた瞬間。

それから、これは"合唱"という形式ならではのものかもしれませんが、「一緒に歌っている人たちと音楽で心を通わせる感覚」に、昔も今も、いつだってすごくワクワクします。

 

歌で人の心を動かすこと

一見難しそうで、

実は誰にだってできて、

でも決して簡単じゃないことだと思います。

 

だからこそ歌には夢があって、希望があって、感動があるのだと信じてます。

 

聴いてくれた人と、一緒に歌ってくれた人と、その嬉しさを分かち合いたい。

それが僕の歌う理由なのかなって、改めて思いました。

 

 

綺麗事すぎて正直自分でも"ちょっと寒いな"と思わなくもないんですが…

 

人が何かを好きな理由、好きでい続けられる理由って、きっとみんなこれぐらいざっくりしてて、でもすごく純粋なものなんじゃないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ、いつかあなたも僕と一緒に歌ってくれませんか?

 

(追記)

記事内で紹介した きょうみちゃん ですが、4/16現在でフォロワーが996人!

あと4人で1,000人到達なので、ぜひご興味もっていただけた方はフォローしてあげてください!!

きょうみ SOL (@SOL__Kyomi) | Twitter

幕間の物語

これはSOL(ソル)というアイドルグループについて、僕のちょっと長い呟き

 

明日10/24(土)に行われるライブをもって、彼女たちは現体制での活動を終了する。

ただし解散や活動休止というわけではなく、11/7(土)に新体制での活動が始まることが既に告知されている。

 

なので、いま僕の胸にネガティブな感情はほとんど無く、これまでの彼女たちの歩みに思いを馳せ、これからの彼女たちの歩みに期待を膨らませるばかりだ。

 

 

さて、10/24(土)の現体制最終公演には "Interlude" という副題が添えられた。

 

Interlude

直訳すると 幕間

 

『シネマティックニューカルチャー』という標題を掲げている彼女たちに似合う、舞台用語である。

 

しかし妙だな、と最初は思った。

 

いわゆるコロナ禍の状況にありながら、その時できうるかたちで立派に活動を続けてきた彼女たちに添えられる言葉としては、どうも意味が合わない気がしたのだ。

 

そんな中、公式Twitterが公開した11/7(土)の公演のPVを観た僕は気づいた。

f:id:mitoLLSS:20201023194530j:image

 

第2章 開演

つまり、これより前に"第1章"が終演していることになるが、果たしてそれはいつだろう。

 

普通に考えれば10/24(土)だと思うところだが違う。その日はもう"幕間"なのだ。

 

じゃあいつだ

ああ、きっとあの日なんだろう。

僕は思いついた。

 

 

2020年 7月24日

雪季 farewell

 

SOLのスタート以来のメンバーの1人であった雪季が卒業した日。

あの日、SOLの第1章の幕は既に閉じられていたのではないだろうか。

 

雪季の存在

5人のSOL

 

それらがファンにとってはもちろん、彼女たちにとってもどれだけ大切でかけがえのないものだったのかは明らかだ。

結成してからずっと5人で走ってきた第1章の物語はあの時エンディングを迎え、それから今日までの日々は、SOLにとってまさに"幕間"だったのではないか。

 

この思考の行きつく先が、決して"幕間"の時間の軽視や卑下ではないことを先に書いておこう。

 

残った4人が繋いだ "幕間の物語" は実にドラマティックだった。

 

それぞれが自分の魅力を磨き、苦手を克服し、他のメンバーを、グループを、ファンを大切にしてきた4人

新規ファンの心を掴んで離さなかった、多数の配信ライブ

大成功を納めた、コロナ禍に陥ってから再開一発目の客入り単独公演

 

第1章から第2章の間を繋ぐ、ひたすらな成長と努力と、そして明日への物語。

 

そんな "幕間の物語" が、明日幕を閉じる。

いや、正確には【第2章 開演の準備】が完了するのだ。

 

途中から応援し始めた僕が、こうして彼女たちの最大級に劇的な時間を共有できていることに、運命を感じている。

 

さあ行こう

言葉はもう要らない