僕にとってのラブライブ!9周年~Aqours編①~
前回のμ’s編では思った以上に書くことが多くなってしまいました。
特にスクフェスを始めて、アニメ2期を観て…と本格的に作品と関わるようになって以降は、書ききれないほどのたくさんの思い出がよみがえって頭の中を駆け巡り、止めようがありませんでした。。
μ’sと僕の思い出は、全てが ”画面を隔てた、向こう側とこちら側”でのものに終始しています。
(それゆえ、初めてその状況から脱することになるフェスが本当に楽しみなのですが)
それに対して、これから語るAqoursとの思い出、特にキャストの活動においては、いわゆる”現地”での景色・空気を実感してきたものがとても多いです。
彼女たちの始まりからの4年間
短いようで長いようで、でも確実に濃い時間と記憶が詰まっています。
そんなものを書き始めたらどうなることやら…
ほんの少しのスリルを感じつつ、また筆をとってみましょう。
それでは今回も、私の思い出巡りにしばしお付き合いいただければと思います。
今度こそ 0から始める 物語ー2015年(5周年)
ある日、大学の友人と一緒に、何度目かの「ラブライブ!The School Idol Movie」を映画館で観た帰り道。
友人「そういえばお前は新しいグループのことどう思う?」
僕「え?何それ知らないんだけど詳しく笑」
当時の僕は ”μ’sについて” はアニメ・楽曲・ライブ・ニコ生など一通り追っていましたが、電撃G’sマガジンに関しては全く眼中にありませんでした。さらにTwitterのアカウントもリアル垢しかなく、TLでの情報収集機能は備えていなかったため、彼女たちの真の始まりの瞬間を目撃することができませんでした。(逆にμ’sのとき、バッチリ始まりの瞬間に立ち会っていたのは、いったい何の皮肉でしょうね笑)
さて、そんなかたちで『ラブライブ!サンシャイン!!』なる次のプロジェクトの存在を知った僕。
「自分も”最初からのファン”になれるチャンスがきた!」と、そう思いました。
大好きなラブライブ!・μ’sに対して…いえ、正確には彼女たちを現地で応援しているファンに対して、「羨ましいな」「自分はツイてなかったな」と思うことがしばしばありました。
いま考えると”別にそんなの大した問題ではない”と言い切れるのですが、当時はやはり視野が狭かったというか、視点が低かったというか。妙な嫉妬心や対抗心のようなものが燻っていたのです。
とはいえ、あのとき溜まったエネルギーがあったからこそ、今こうして情熱が耐えることなく応援を続けられているのはたしかなので、当時のそんな未熟さも今は愛おしく思えます。
そして向かえた10/7
1stシングル『君の心は輝いてるかい?』のリリース日
大学の講義終了後ただちにアキバのゲーマーズへ駆け込み、円盤を手に入れたら真っすぐにサークルの部室へ向かいPS3を起動。
買ったばかりの商品の封を丁寧に開けて、BDディスクを挿入して再生を始める。
映し出されるのは綺麗な海辺の町の景色と、そこを舞台に歌い踊る9人の少女たち。
何が良いのか、どの歌詞が胸に響いたのか
うまく言葉にできなかったけど、僕は完全に心を掴まれていました。
『はじめましてのご挨拶』を一通り聞いたときの印象が残っているのは、曜ちゃんとルビィちゃんです。
曜ちゃんは、しゅかしゅーの演技がとても自然で、「本当にこの人声優初作品??」って驚かされました。
ルビィちゃんは、想像してたよりも声のキーが低くて戸惑いました笑 もっとキャンキャン高い声を想像していたので「あ、このキャラはなんだか思ってたのと違うぞ」と興味が湧いたのを覚えています。
その日以来しばらくは、布教も兼ねて部室でMVを鑑賞するのが僕の日課でした。
未熟でも 意志持つ瞳は きらめいてー2016年(6周年)
2016年 1月 11日 メルパルクのイベントと初ニコ生が行われました。
メルパルクホールでのお披露目イベントは、諸用あり抽選時から不参加。僕はニコ生のみの視聴。
キャストの皆さんが動くところを見たのはこの日が初めてで、その時僕が抱いた第一印象は「おー、思ったよりもだいぶ普通の子たちだなぁ…」というものでした。
“あどけない”という表現がはたして適切かはわかりませんが、放送が始まり目の当たりにした彼女たちの姿は「そこら辺にいるお顔の良い女の子たち」ぐらいにしか見えなかったんですよね。生放送の進行もまだまだ拙いところがあり、「ほんとに”まだまだ”だし、”これから”な子たちなんだな」と感じていました。
ですが、それだけでは終わりませんでした。
番組最終盤、彼女たちの手元の台本にもなかった”お知らせ” として、TVアニメ化の発表がありました。
僕自身の気持ちとしては「えー?!まじ?!嬉しいけど、流石に早くない??」という、”喜び”よりは”驚き”と”戸惑い”が半々といった感じでした。
でも、同じくサプライズを受けた彼女たちは違いました。傍観者である僕と、当事者である彼女たちとでは、全然違ったのです。
僕なんかよりもよっぽど大きい喜びと、僕なんかでは持ち得ない強い”覚悟”を感じました。
あのとき、彼女自身泣き崩れそうになりながらも、他のメンバーを奮い立たせるように、前を、"画面越しの僕たち"を見て力強く言葉を発した伊波さん。
そして気づいたときには、他のメンバーも彼女と同じ目をしていました…
「彼女たちを、ずっと、自分のできる全力でもって、応援していきたい」
僕は心から、そう思いました。
衝撃的な1月から少し時は経ち、学年ごとの生放送でそれぞれのキャラクターが見えてきたころ。次の衝撃が唐突にやってきます。
4月には2ndシングル 恋になりたいAQUARIUM が発売され、その記念生放送ということで久々の9人揃った姿を見せてくれました。
そしてそこで語られたのが μ's Final Liveのこと
何が衝撃って、Aqoursのメンバーはそれぞれキャストとして発表されてからその日まで、前作のことについて言及をしたのはこの日が初めてだったのです。
杏ちゃんがその話題に入った瞬間の空気が変わった感覚は、今でも鮮明に思い出せます。
後のNHK特番で明らかになりますが、彼女たちにとって相当の衝撃だったあの伝説のライブ。それについて語る彼女たちの視線には、あの日の楽しさだけではない、何か別の感情が宿っていたのだな、と今になって感じ入る気分です。
また、この時期に僕が初めて参加できたいわゆる"接近イベ"「恋アクお渡し会 by ギルキス」がありました!
~あいにゃの思い出~
小っちゃい!可愛すぎる!!こっちの話を聞いてくれる時の視線や仕草が愛らしくて骨抜きにされました。顔がいい
~あいきゃんの思い出~
「同い年なんでとっても応援してます!」って言ったら「本当!嬉しい!」って返してくれたの好きすぎた。顔がいい
~りきゃこの思い出~
すいません、何話したか正直あんまり覚えてないです…いや言い訳ですけど初めての接近イベで3人は脳の処理が追いつかないんですよ。(顔がありえんよかったことは覚えてる)
さて、恋アク・ユニット2ndシングルと立て続けのリリースで盛り上がった勢いのまま、いよいよ始まったアニメ1期。毎週欠かさずリアルタイムで視聴していました。
当時の僕の見方は、常にどこかで前作との対照性を意識していたように思います。それはストーリーの大筋に関してもそうですし、果てはキャラ一人ひとりにまで「それぞれ、曜ちゃんはことりちゃん、梨子ちゃんは海未ちゃんみたいな立ち位置っぽいな」とか「ダイヤさんは絵里ちゃんとはちょっと系統の違う感じの生徒会長か」とかいうことを考えていました。
サンシャイン!!のストーリーやAqoursを、直接ではなく一種のフィルタ越しに見ていたような状況なので、今と比べると一話ごとや全体に込められていたテーマを正しく読み取ることができていませんでした。
しかしそんな見方を改めたくなるような気持ちになったのが、第12話を観たときです。「Dear 穂乃果さん」から始まる、千歌ちゃんによる”誰かの真似”からの決別の思いを聞いて、初めてこの作品を、彼女たちを正面から見据える意識が生まれたように覚えています。
12月にはクリスマスミニライブがありました。
タイトルに“ライブ”と冠して彼女たちが臨む初めてのイベント。
現地のチケットはご用意されなかったのですが、このイベントはニコニコ動画をはじめ各動画サイトで生中継されていたので、家のPCで最初から最後まで見届けました。
あくまで”ミニ”ライブということで、曲数は多くて6曲くらいかな…と予想していたのですが、実際はさらに多い全8曲が披露されました。しかもそのクオリティがまた僕の予想を遥かに超えるレベルでとても驚きました。
ライブの最初から最後まで笑顔で歌い踊り続ける、というのは今の彼女たちはさも当たり前のようにこなしていることですが、しかし当時、1月のメルパルクでは3曲のパフォーマンスを終える頃には疲労困憊。6月に初めて沼津で行われたイベントのライブパートにおいても、着実な成長は感じさせられるものの、元気な笑顔を全曲通して保つことはかなわず…といった様子でした。
そんな彼女たちが、同じように約半年が経ったこのミニライブで見せた姿は、俄には信じられないほど成長したものでした。冒頭から青ジャン→ジングルベル→Pops Heart を実質MC無しで3曲連続披露。パフォーマンス中の彼女たちの表情は最初から最後まで弾ける笑顔で彩られていたのです。
改めて彼女たちを尊敬するとともに、2月に控えた1st Liveが一体どれほどの代物になるのか、ワクワクが止まらなくなりました。
またこのライブではソロパートのある曲が多く披露されたおかげで、一人ひとりの”ライブでの歌唱力”が見えたり、最後のMCではナンバリングライブさながらにそれぞれからの挨拶が行われて、個々が大切にしていることや目指している姿、1stライブへの意気込みを知ったりと、初期の活動の中でも個人的にとても思い出深いイベントです。
(このときの推し(当時は未自覚)の挨拶は本当に印象的でしたね。そしてどちゃくそ可愛い)
最高だ 笑顔と涙の 初現地ー2017年(7周年)
この年の2月の初め頃、この”ミト”というアカウントが生まれました。
数ヶ月前から「趣味アカ作ったほうが色々捗るだろうし、リアアカであんまりオタクツイートしすぎるとリア友に迷惑かも」と思っていて、ライブに向けて高まっていた気持ちに任せて作りました。
(このアイコン見たことある人は古参フォロワー認定させていただきます)
そして迎えた 2017年 2月 25日・26日
Aqoursの1stライブ当日
僕が初めて足を踏み入れた、ラブライブ!の”現地ライブ”です。
一日目はセンター席(≒アリーナ)、二日目はスタンド席と、違った景色からこのライブを体験できたのはとても面白かったし、得るものが多かったですね。
感想は諸々ありツイートもしましたが、その中でも自分の大きな気づきはこれに尽きます。
総まとめ②
— ミト (@mitoLLSS) 2017年2月26日
"μ'sの後輩"ではなくて"Aqours"として自分たちの輝きを放つ彼女たち。
応援する観客もまた、他と比べる訳じゃなく "Aqours"そのものをしっかりと見て、感じて、心から応援してる。そんな最高の空間があそこにあった。
(続く)#Aqours1stLive
己の道を見事に示した彼女たち、それに渾身の声援で応えたファン
それぞれの存在を目の当たりにしたことで、僕はラブライブ!シリーズの真髄とサンシャイン!!に懸けられた想いの大きさを知れた気がしました。
そんな1stライブの余韻に浸っていると、いつの間にか季節は巡り、2ndライブツアーそしてアニサマで彩られた、最高に楽しい夏がやってきます。
現地参加した名古屋1日目は、イベント参加のために長距離遠征をしたのが初めてだったこともあり、とてもワクワクしていました。
オープニングムービーと登場演出での盛り上がりに始まり、学年曲・ほとんどのBD特典曲・ユニット2ndシングル曲など数多くの初披露パフォーマンスが一気にぶつけられ、感情が”楽しい”しかなくなる凄まじいライブでした。
2月の1stライブからわずか半年、そこにいた彼女たちは ”精神と時の部屋で修行でもしてきたのでは??” と冗談めかして思ってしまうほどの急成長を遂げていました。
ツアーの合間にはあのアニサマにも初出場。僕自身高校生の頃から存在を知っている ”大きな舞台” でも、彼女たちは堂々としたパフォーマンスを見せてくれました。
そしてツアーファイナルの埼玉2日目にて、名古屋1日目ぶりに現地参戦を果たした僕を待っていたのは、奇跡の連続。
1stライブぶりの披露にも関わらず、たしかな成長を感じさせる未熟DREAMER・MIRAI TICKETの再演に感動し、スクスタ特別動画の公開に狂喜乱舞し、最後はLanding action Yeah!! で度肝を抜かれるというエモのメッタ打ちに圧倒されました。
9人の今後の可能性に大いに期待を感じた、熱い夏でした。
さて、これでようやく彼女たちのスタートから約2年間を振り返ってきましたが、いや~めっちゃ濃い…すでにμ's編と同じぐらいの文字数に達してしまいました。
まだこの先が書き上がっていないこと、ズラズラと長すぎる記事になっても読みにくいだけであろうことを考慮して、ここで一旦締めておこうと思います。
フェスまで1ヶ月を切り、いよいよ間近に迫った感じがしてきました。
体調管理にはくれぐれも気をつけましょう。
(今のうちに一回崩して復活するという手もありかもしれません)
今回もお読みいただきありがとうございました。それではまた!