僕にとっての ラブライブ!9周年 ~ μ's 編~

 

9年前、そこには何があっただろう?

 

西暦 2010年。平成22年。

高校2年生の僕。

最初の彼女

2つ前の家

ひいきの巨人軍の主力は内海、越智、山口、小笠原、ラミレス、阿部 などなど(なつかしすぎる…

 

"9年前"というその一点を見つめると、ずいぶんと昔のことに思えます。

当時あったできごとを調べてみると全部がとても懐かしいし、今の自分に視点を戻すと「年取ったなぁ…笑」という少しの悲壮感も…

 

9年間、今まで何があっただろう?

 

合唱をずっと続けてきて、色んな舞台で色んな作品を色んな仲間と演奏してきた。

家族や友達と何度も旅行にいき、日本各地でたくさんの思い出を作ってきた。

大学では勉強・合唱・就活と自分なりに4年間走り続けた。

高校や大学で出会った友人・仲間には結婚する人たちが出てきた。

数多のゲーム・マンガ・アニメなどの娯楽に出会い、笑ったり泣いたり興奮したりした。

彼女は一人しかできなかった…

 

ラブライブ!に出会った

μ's の18人に出会った

Aqours 18人に出会った。

虹ヶ咲学園の18人に(ちょっと遅れてもう1人にも)出会った。

 

これは本当に幸せなことだと改めて思うのですが、いつどの瞬間を切り取っても実に充実した時間を過ごしてこれたという自信があります。

何より"人"に恵まれていました。

家族、高校の部活仲間、大学の合唱団、会社の同僚や直属の上司。自分の人生の根幹をなすようなコミュニティにおいて、つくづく良い人間関係のもとで、ある程度自由な生き方をすることができました。

全ての人に感謝です。

 

とまあ、テーマに対して気持ちが先走った結果、全然関係ないことを思うままに書いてしまいました。そろそろ本題に入りましょう。

今回は各グループごとに焦点をあてた3記事に渡って、僕とラブライブ!シリーズの9年間を振り返ります。

あまり冗長になりすぎることがないように気をつけながら、しかし自分の中に残るラブライブ!の思い出は余すところなく書いていこうと思います。

 

それでは、僕とμ'sの9年間の思い出にしばしお付き合いください・・

 

きみは誰? まだ始まらない 物語-2010年

 

ラブライブ!シリーズの始まりのとき。

実は僕、その当時にこの作品を知ってたんです。

 

初めて僕が穂乃果ちゃんたちの姿を見たのは、LantisのHPでした。

当時アニソンにハマりかけていた僕は、茅原実里さんやJAM Projectさん、GRANRODEOさんなどLantis所属のアーティストに惹かれていたのもあり、頻繁にサイトを見て新着情報を楽しみにしていました。

そんなある日、NEWS欄に出てきたのが "「ラブライブ!」プロジェクト開始のお知らせ" だったのです。

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9人の女の子のイラスト

『高校生がアイドル』という当時は目新しいイントロダクション

出演声優の一覧

それらを一通り眺めた僕は・・・

 

 

その後しばらくこの作品を追うことはしませんでした。

 

別に否定的な感情を抱いたわけではありません。

むしろ何も感情が動かなかったのです。

目にしたキャラデザは当時の僕には刺さらず(正直今も初期イラストはあまり…)、キャストの名前を見ても知ってたのは南條さん・三森さん・徳井さんぐらいで「ほとんど無名な人たちばっかりなのか」という印象で、当時声優の趣味もミーハー気味だった僕は興味を持たず。

そもそも〈アイドルもの〉という第一印象から "趣味が合わないな" と初っ端から敬遠を決め込んでいたのです。

 

こうして、"出会い"といえなくもないけれど、厳密には "すれ違った" 程度の感覚しか残らずに、このあとしばらくは僕の知らないところで彼女たちの物語は少しずつ広がっていくのでした。

 

また会えた! ついに始まる 物語-2014年(4周年)

 

はい、めっちゃ飛びました笑

高校も卒業して大学2年生の春休みごろまで一気に時間は進み、その間にラブライブ!・μ's は4回のナンバリングライブとアニメ第一期を終え、いよいよ名が売れ始めてきたころです。

"それまで一体僕は何やってたんだ" というと、別にただ真面目に勉強やサークル活動に明け暮れていたわけではなく、普通にオタクもやってました。

物語シリーズとかシュタゲとかSAOとかデュラララとかAB!とかFate/ZeroとかWORKINGとかきんモザとかデートアライブとかはリアルタイムで見てましたね。

こうして羅列してみるとやはり明らかなんですが、当時の僕ってアイドルものにほんと興味が無くて、厨二心をくすぐられような作品もしくは所謂 "日常系"の作品ばっかりを好んで視聴していました。

なので、初手で一切興味をひかれなかったラブライブ!もアニメ1期放送の際は僕のアンテナに全く引っかからず、放送されていたことすら後から知ったほどです。

 

そんな僕がどうやってラブライブ!に再会したのか。

そのきっかけは スクフェス でした。

 

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サークルの他のアニメ好きな人たちの間で流行っているのを見て「あーそういえばラブライブってまだやってたんだ…」と、その存在を初対面ぶりに思い出したのです。

ただ、このときの印象はかつてのものとは少し違いました。

漏れ聞こえてくる音楽、音ゲーとしての面白さ、進化したキャラデザ

 

「あれ?なんだか楽しそうだぞ、これ」

 

出会ってから4年越しで、ラブライブ!に初めて興味がわいた瞬間でした。

たぶん冗談でなく、スクフェスがなかったら僕はこの作品に触れないまま終わってたと思います。そんな人って沢山いるんじゃないでしょうか。改めて偉大ですね

 

まず曲に興味を持った僕はyoutube等で楽曲音源を聴き漁り、スクフェスをDLして毎日プレイしました。

ここでまた一つ不思議なのが、アニメ1期はまだ見返さなかったんです。"楽曲"だけで当時の僕は満足していたんです。

 

そんな僕がはじめて μ's のアニメを見たのはその年の4月。アニメ2期の第1話でした

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そう。なんとあろうことかアニメ1期を全く観ないままに、僕はアニメ2期の物語に足を踏み入れたのです。

いま考えると「意味わからんww」って感じなんですけど、当時の僕にとっては大した問題じゃなかったんですよね。

"ちょうど最近興味をもち始めた作品のアニメがリアルタイムで放送される?じゃあとりあえず観てみようかな"

ぐらいの感覚です。まだまだ本気でこのコンテンツを追うつもりなんてないんです。

正に当時の僕は "にわか"ってやつですが、にわか故にふと訪れた好機を逃さず、躊躇なくアニメに飛び込むことができたのは幸運でした。

 

ラブライブ!に出会うのに遅いも早いもない」っていうことは色んな人が言ってくれていますが、とはいえあの時あのタイミングでこの作品の根幹ともいえるアニメストーリーに触れ始められたのは、個人的にベストだったのだと思います。

 

そうして見始めたアニメに、僕の心は一気にわし掴みされました。("わしわし"ではなし)

魅力的な挿入歌とMV。可愛く動き喋るキャラクターたち、胸が熱くなるストーリー

特に11話・12話では思わず大粒の涙があふれ、この作品の持つパワーを心から感じました。

 

この年でもう一つ、特に思い出に残っているのは『えみつんファイトクラブ』ですね。あの番組ほんとすき。

毎回の出演が、基本的にはメインMCの新田さんとゲストで来たもう一人のメンバーのみと少人数だったのも個人的にはとっつき易かったです。(なにせ漸く顔と名前と担当キャラが一致してきたぐらいの頃だったので、、)

キャストの皆さんの魅力を一気に知ることができたこの番組には、本当に感謝しています。あとめちゃくちゃ笑わせてもらいました。

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2014年(ラブライブ4年目)は、まさしく僕にとっての"ラブライブ!"が始まった、とても思い出深い1年だったのです。

 

夢のよう 止まらぬキセキを ひた走る-2015年(5周年)

この年は μ's が本当に様々なキセキを見せてくれました。

2月の5thライブ、ファンミーティングツアー、劇場版公開、ミュージックステーション出演、紅白歌合戦出場

(金欠学生ゆえ、ライブ・ファンミには全く参加しませんでしたが。。)

 

その中でも、個人的に一番思い出に残っているのは劇場版です。

6回観に行って、大きな画面で躍動するキャラたちの姿に何度も胸を躍らせました。

SUNNY DAY SONG が流れたときの爽快感が本当に心地よくて、何度見ても心が弾みます。

 

ゴールデンタイムのTV番組への出演もすごく嬉しく誇らしかったですね。

(南條さんが療養のために参加できず、全員での出演とならなかったのが今でも少し悔やまれますが…)

プロジェクト開始当初からは想像できないようなこの一年の大活躍こそが、いまなお彼女たちが "伝説" と称される理由ではないかと思います。

 

瞬間は リングの中に 僕は外に-2016年(6周年)

2016年3月31日、4月1日

ラブライブ! μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜

 

ラブライブ!シリーズを語るにおいて外せない、最重要イベントといっても差し支えないでしょう。

 

しかし僕は、残念ながらこのライブに参加することはできませんでした。

それは、僕の人生でも最重要なイベントである「入社式」があったから…

 

本当に残念でした。

 

アニメ2期から、という少し遅いスタートながら彼女たちを愛する気持ち、作品を愛する気持ちは確かなものがありました。むしろこれからもっともっとその情熱を捧げていきたいぐらいでした。

でも、彼女たちの物語がその日幕を閉じてしまう…そして僕はそれを見届けることもできない…

当日はひとまず吹っ切れてしっかり入社式をこなしましたが、あの時の無念がバネとなって、今の情熱の原動力になっています。

 

ライブ後の一か月ぐらいは、キャストの皆さんやスタッフの方々の振り返り・総括コメントなどがありましたが、それも一段落すると本当に μ's の影が一気に薄くなり、個人的にはどこか"喪失感"のようなものを感じていました。

 

心から みんなが待ってた この瞬間(とき)を-2017年(7周年)

この年の μ's の思い出といえば、やっぱりAqours 2ndツアー埼玉公演で見せられた、あの奇跡。

 

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https://youtu.be/JnjQI7OPIA0

 

今でも覚えています。

千歌ちゃんが「穂乃果さん」と呼んだときの歓声

穂乃果ちゃんが「梨子ちゃん」と呼んだときの衝撃

梨子ちゃんが「絵里さん」と呼んだ時の熱狂

全身が震えて、言葉にならない叫びを上げた僕でしたが、隣にいた友人も、周りの観客も、みんな同じでした。

 

Aqoursのファンであることにすっかり馴染んできて、μ's のことを見る時間も考える時間もだいぶ少ない日々が続いていたのに。

 

やっぱり彼女たちのことが大好きだった。心の底から。

そのことに気づけたのがとても嬉しかったです。

 

それから間もなく、今度はキャストの初共演もありましたね。

1年半ぶりに見る 高坂穂乃果 役・新田恵海さんからは、佇まいや眼差しの温かさを感じらさせれて、なんだかとっても安心したことを覚えています。

 

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(この構図、ほんとに幸せなんだ…)

 

不思議だね 気づけばみんな おねえさん  -2018年(8周年)

 

この年のスクフェス感謝祭では、ついにえみつん以外の μ's キャストも生の舞台に登壇してくれました。

Aqours や 虹ヶ咲の面々と一緒にステージを作り上げている様子や、後輩を見守るお姉さんたちのような雰囲気がとても微笑ましかったです。

 

秋には『ラブライブ三昧』の第一回放送もありましたね。

久しぶりにじっくり聴く μ's の楽曲や、懐かしい思い出話が満載のトークに大満足しつつ、「本当に戻ってきてくれたんだなぁ…」と感じ入ったことも思い起こされます。

帰ってきてくれたキャストのみんなは、finalのあの頃からちっとも変わってないようでど、しかしAqoursや虹ヶ咲の子たちと共にいるときは少しおねえさんにも見えました。

 

今度こそ みんなでなりたい! 輝きに-2019年(9周年)

 

やっと今に追いつきました。長かった…

 

2018年から続くシリーズ全体の"お祭り感"は留まるところを知りません。

特に今年は『ラブライブ!オールナイトニッポンゴールド』がスタートしたことで、世代をまたいだディープな会話や、シリーズの歴史に感じ入るような思い出話や深イイ話を沢山聞くことができています。

 

スクスタのおかげで、また新しい μ's の声とストーリーに触れることができたのも、本当に嬉しいことでした。私たちの夢をかなえてくれた、素敵なゲームだと思います。

 

最初は現実感がなく夢のようだったラブライブ!フェス」でしたが、このところは段々と心の準備が整ってきつつあるのを実感します。

幸いなことに1日目の現地参加がすでに決まっているので、悔いを残さないように万全を期して臨みたいですね。(実はフルで覚えられてない μ's の曲がまだいくつもある…)

何番煎じか分かりませんが、改めて僕の望む夢は

「すべてのスクールアイドルによる SUNNY DAY SONG」です。

本当に観たい。

いま共にシリーズを応援してるみんなと一緒に、4年越しで僕も輝きになりたい

とはいえ、夢や期待・予想などなどは最終的に置いておいても構いません。

その日その時を心から楽しみにして、当日はひたすらに楽しむ。

結局最後はそれに尽きるのでしょうから!

  

かつてファイナルを迎えた μ's に対して僕が抱いた気持ちは、"悲しみ"や"寂しさ"ではなく"虚しさ"や"悔しさ"でした。

だから、こうしてまた μ's の活動を応援できる機会に恵まれていることが、本当に何よりも幸せで嬉しいことなのです。

 

ありがとう μ's!

おめでとう ラブライブ! シリーズ!

 

今こうして思うように応援できている幸せを噛みしめて、これからも全力で楽しみたいです。

 

以上、僕にとっての ラブライブ!9周年 ~ μ's 編~でした!

お読みいただき、ありがとうございました!

 

Aqours編①はこちらから↓

https://mitollss.hatenablog.com/entry/2019/12/27/210237